何年かかるか分からない。どこへ向かうか分からない。けれど、君の将来を信じているよ。
親に感謝せいとはよく聞く言葉です。
分かってはいるものの、親の温かみなんて、そう簡単には分からないもの。
実は、私自身も、親の温かみを知ったのはずいぶん後になってからでした。
学生の時は親の温かみが分からず。
就職した後も親の温かみが分からず。
転職してからも親の温かみが分からない。
親と仲が悪いわけではない。
でも、親ってのは自分のことを本当に分かっているのかどうか、よく分からない。
それが一転。
会社を辞めて、独立してから親の温かみを感じることがありました。
いきなり会社を辞めて、まったく新しいことをすると言い出す息子。
大学出て、せっかく大企業に入ったのに、何を考えているのか。
しかし、私の親は特にあぁした方がいい、こうした方がいいというわけでもありませんでした。
ぼそっとつぶやいたのが印象的。
「何年かかるか分からない。どこへ向かうか分からない。けれど、君の将来を信じているよ。」
親の中でも、決心した何かがあったのでしょう。
もうやりたいようにのびのび生きさせたらどうだ、と。
それがあいつのためになる、と。
親の温かみが分かる時。
きっと、皆様にもそんな瞬間、あるんじゃないかな。
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